花冷えといって相違ない、むしろ冬に立ち返ってしまったような気温がここ数日続いておりますが、みなさま体調など崩されていませんか?
わたしはといいますと、すっかり服装も冬へ逆戻り。最後の奇襲をかけてきた冬将軍に早々と白旗をあげている次第です^^;本当に寒いのは苦手!
さてしかし、季節が春というのは間違いなく、オオイヌノフグリが地面に青い電球を灯し始めたと思ったら桜は重たそうに満開の花たちを抱きかかえておりますし、こぶしはまた大胆に散っていきました。桃はマゼンタ色の花弁をいっぱいにつけて空に差し色を加え、馬酔木やユキヤナギはわたしの行く道を白い花で明るくしてくれます。せっかちなハナカイドウや山吹はちらちらとその顔を覗かせていますし、菫も近所の川べりでたおやかにその細い茎を風に揺らしております。
こうして花の名前を書いても書いても書ききれないのですから、本当に春は芽吹きの季節がなんだなあーって実感します^^
そんな芽吹きの季節、なんだかぼんやりと眠くなったりしませんか?春眠暁を覚えず、と申しますがわたしも例に洩れず、なんだか常にぼんやりと眠い感じです^^;
そんなぼんやりのメーターが振り切れたのか、先日カルディアのライブの日に階段から盛大に落ちました。幼少期のわたしはかなり活発で生傷の絶えない子どもでして、その頃に階段落ちも二度ほど経験していたのですが、まさか十余年の月日を経て再び階段落ちを体験するとは思っていませんでした。
幸いにも腕や指に大きな怪我はなく、両足だけにとどまってくれたので良かったですが、大人になってからの怪我は本当に怖いのでどうぞみなさまもお気をつけくださいね。
そう、先日のクインテットの演奏会にお越し下さいました方々、本当に有難う御座いました。遠方からお越し下さった方、急遽来てくださった方、前々からご予約頂いた方、有難う御座います。お陰様でなんとか終えられ、オンスローにしてもピアソラにしても、わたしにとってとても勉強になりました。本番までの辛い道のりが長々とあって、辞めたいだの出来ないだの思っても、終わって見たらまたなにかの形で演奏会が出来たら良いなと思ってしまうのは、音楽の魔力と音楽家の悪癖なのでしょうか^^;笑 ひとにご迷惑をかけないようにそういったことが出来るよう、もっと色々なことを勉強したり経験したいものですね。
明日から4月になります。4月からはどんな生活が待っているんだろう。繰り返しのようでいて毎日新しいなんて、なんだか不思議ですね。毎年桜は咲いても、もう二度と今年咲いているこの桜の花には会えないのだと思うと、花冷えのおかげでなかなか散らないことに感謝をしたくなるのでした。
写真はカデンツァライブ終了後、頂き物と共に。